2006年1月26日 (木)

湖畔の小さな家

0126house  最新号の『ku:nel』に、小さな家が紹介されています。スイスとフランスにまたがるレマン湖畔の村・コルソーにある家です。完成したのは1924年。時計職人だったジョルジュ・エドゥアール・ジャンヌレと、その妻で音楽教師だったマリー・シャルロット・アメリーが所有していたそうです。

 その立地条件、コンパクトで機能的な造り、寄宿舎や病院を思わせる内装や家具等々、すべてが…本当にもう、掛け値なしに“すべて”が、あまりにも自分のストライクゾーンど真ん中という感じで、どんなに眺めていても飽きません。

0126sofa3  これは、ジョルジュとマリーの息子が、引退後の両親のために設計した家なのだそうです。息子の名前はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ。仕事をする時には「ル・コルビュジェ」と名乗っていました。20世紀を代表する建築界の巨匠です。

 ちょっとばかりお金がたまると、やたらと華美な家を持ちたがる成金趣味の“自称・セレブ”達には、逆立ちしたってかなわないような知性と美意識。そして、それらを剥き出しにすることなく、老夫婦が静かで心地よい日常を送るために、あくまでもさりげなく簡素なデザインで造り上げられた家。

 …あぁ、いいなぁ…。

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