『 ○○○○さま
いつもお世話になっております。
M(←ずいずいの名前)が初めての発表会に出ます。
お忙しいとは思いますが、ご都合がよろしいようでしたらぜひいらしてくださいませ。
「メヌエット第一番(バッハ)」、「オーラ・リー(プールマン)*合奏)」、「ちょうちょ *斉奏」「きらきら星 *斉奏」と、4曲弾きます。毎日頑張って練習しているところです。 』
ずいずいと一緒に、発表会の招待状を書きました(用紙は音楽教室で用意してくれたもの)。
まだまだキコキコと拙い音で、音楽的価値はほとんどない演奏ではあるのですが(ずいずい、ごめん)、ずいずいの成長を見守ってくださっている方々、育児にお力添えくださっている方々に、「おかげさまでここまで大きくなりました」というお披露目のつもり。
ずいずいのおむつがとれたのはおととしの夏(3歳の誕生日前夜に初めて一人でトイレに行けたのです)。ヴァイオリンはその直後の9月から習わせました。まずは、30分間一箇所に立ってレッスンに集中する訓練から始め、ヴァイオリンの構え方や弓の動かし方などを勉強するのに半年以上を費やし、簡単な曲を弾き始めたのが去年の5月でした。それからさらに10ケ月。子ども用に簡単にアレンジされたものではありますが、なんとかバッハを弾くところまできたのです。
なかなか弾けない箇所を、「もう一回…。もう一回…。まだ止めない…」と泣きながら練習し、気がつけば4時間も弾き続けたという時もありました(普段の練習は1時間弱ですが)。ヴァイオリンを通して、ずいずいは、「最初はすごく難しそうに見えることでも、頑張って続けているうちにできるようになる」ということを学び、「出来なかったことが出来るようになると、すごく嬉しい」という達成感を味わいました。こういう経験の積み重ねが、ずいずいの背骨の中にどんどんと染み込み、蓄積されていって、強くて豊かな大人になるための栄養素になってくれるといいなあ、と思います。
ヴァイオリンは、さっと抱えてどこにでも持っていけるから、自分が弾きたくなった時も、「弾いて」「聴かせて」という人に会った時も、気軽に演奏できる。一人で弾いても楽しいし、他の楽器ともあわせやすい。将来、どこに住むことになったとしても、ヴァイオリンを連れていき、一生の趣味としてくれたら…。そして、時には、国境を超え、言葉や文化や習慣を越えて、音楽を通してお友達をつくっていってくれたら…。習わせた親としては最高にハッピーなことです。
いつか、大人になったずいずいが、美しい音色で『わが母の教えたまいし歌(ドヴォルザーク)』なんか弾いてくれちゃったりしたら…。そんな妄想にひたっては、すでに涙腺が緩みはじめている、へっぽこな母なのでした。
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